一般的な家族葬はどのような流れで行われる？

一般的な家族葬はどのような流れで行われる？

一般的な家族葬の流れは、既に葬儀社などと契約していればその契約相手の手順に沿って対応していけば良いので比較的スムーズに進行します。必ず間にはコンシェルジュや担当者などが喪主や家族などと相談しながら進めていくため、事務的な負担は最小限にすみます。ただしすぐに家族葬が執り行われるわけではなく、会場に限りがあることや檀家の僧侶を手配すること、火葬場の手配などもあることから数日かかることもあります。特に夏場や冬場など死亡率が比較的高い季節は混雑することも少なくないため、思うように進まないことがあることは覚えておくとよいでしょう。まず死亡すると病院の医師などから死亡診断書が発行され、それを根拠に葬儀社が契約に沿って各種手配を行っていきます。通夜から葬式、仮葬に至る調整はもちろんのこと間の食事や会場の手配など様々な事務手配をしてくれるため心強い存在といえます。最後仮葬が終わってからの納骨にいたるまで、サポートしてくれるのです。

家族葬ではお通夜を行わない一日葬を選択する方も多い

家族葬は、一般の参列者を招かずに親族などの親しい人のみで執り行うため、お通夜なしで行われるケースも多いです。お通夜なしの家族葬は一日葬とも呼ばれていますが、本来は2日にわたって行う葬儀を1日で済ませるため、遺族にかかる負担が身体的にも精神的にも軽減されます。加えて、遠方に住む方が日帰りで参列できるといったメリットもあります。 一方で、故人とのお別れの時間が短くなるとともに、その日に外せない用事が入っている方は参列できません。また、通夜・告別式・火葬という本来の葬儀のあり方を大切にしている菩提寺も多く、場合によっては菩提寺から反対されることもあります。親族の中にも、葬儀は2日にわたって執り行うものと考えている方がいる可能性もあるため、事前に菩提寺や親族にしっかりと確認しておくことが大切です。 なお、一日葬では飲食接待費などの一部の費用は抑えられますが、2日で行う葬儀とほとんど費用が変わらないことも多いので注意が必要です。